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ロングコートチワワ
Long Chihuahua

ロングコートチワワ 顔 ロングコートチワワ 全身 ロングコートチワワ 横

ロングコートチワワは体高より体長がわずかに長い、立ち耳の超小型犬です。
頭蓋骨は丸い形のアップルヘッドが好ましく、胴体はしっかりしています。
手足は細く、理想体重は1.5~3kgの間とされています。
ロングコートチワワは、床に引きずらない程度の長さのしなやかな長毛で覆われ、腕や頭部、しっぽに飾り毛があります。

サイズ

超小型犬

気質

飼い主には献身的で甘えん坊な性格。勇敢で警戒心が強い一面も

原産国

メキシコ
メキシコ

分類

愛玩犬

抜け毛

少ない

多い

毛質

シングルコート・ダブルコート混在/カット不要

毛色

ロングコートチワワの毛色:イザベラ
イザベラ
ロングコートチワワの毛色:クリーム
クリーム
ロングコートチワワの毛色:チョコ&タン
チョコ&タン
ロングコートチワワの毛色:トライカラー
トライカラー
ロングコートチワワの毛色:フォーン
フォーン
ロングコートチワワの毛色:ブラック&タン
ブラック&タン
ロングコートチワワの毛色:ブラック&ホワイト
ブラック&ホワイト
ロングコートチワワの毛色:ブリンドル
ブリンドル
ロングコートチワワの毛色:ブルー&タン
ブルー&タン
ロングコートチワワの毛色:ブルー&フォーン
ブルー&フォーン
ロングコートチワワの毛色:ホワイト
ホワイト
ロングコートチワワの毛色:レッド
レッド

など

体高比較

体高
12.7~20.3cm
体重
2.7kg以下
ロングコートチワワの体高:12.7~20.3cm

初心者向け度

性格・特性

  • 人懐っこい

    飼い主一筋

  • 穏やか

    やんちゃ

  • 甘えん坊

    独立心が強い

  • のんびり屋さん

    運動能力が高い

  • レア

    メジャー

グループ

9G:愛玩犬

平均寿命

13.9歳

ロングコートチワワの性格

ロングコートチワワは明るく、活発な性格。警戒心があり、怖がりな一面もありますが、勇敢な行動をみせることもあります。飼い主さんに対しては甘えん坊な犬種です。

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ロングコートチワワの歴史

ロングコートチワワの祖先と考えられている犬は、古代メキシコに存在したとされる「テチチ」という小さな犬が祖先と言われ、最も古い記録は9世紀以降に出現しています。

紀元15世紀ころ、コロンブスによるアメリカ大陸発見の際に、コロンブスからスペイン国王に宛てた手紙の中で、南米で発見した小さな犬の存在に触れられています。16世紀にはスペイン軍により南米の侵略が始まり、原住民とともに暮らしていたテチチたちはこの地を追われてしまいました。
その後、300年にわたってテチチの記録は途絶えていますが、1850年、メキシコを訪れたアメリカ人により、3頭の小さな犬たちが発見されました。
この犬がテチチの子孫犬であったとされ、アメリカに持ち帰られて繁殖の途につくことになりました。彼らは発見地にちなんでチワワと名付けられることになりました。

南米メキシコを原産とし、アメリカで育種されたチワワは、チャイニーズクレステッドドッグや小さなスパニエルなどを交配し、サイズは小さく固定化されました。当初はスムースヘアしかいなかったチワワですが、アメリカでの交配の過程で生まれたのがロングコートチワワです。
テチチの発見から50年を経て、チワワとして1904年にアメリカンケネルクラブに登録されることになりましたが、使役犬に人気があったアメリカではチワワのようにあまりにも小さな犬は役に立たず、あまり需要がありませんでした。そのため、1950年代までは登録頭数も増えないままでしたが、1960年代以降、近代工業が発達して都市化が進むと、必要のなくなった使役犬は失業し、愛玩犬の人気が高まってきました。アメリカでも近年では登録頭数上位20位に入っている人気犬種です。

日本に本格的に輸入されるようになったのは、戦後の高度成長期後半にあたる1970年頃のことでしたが、当時から日本ではマルチーズヨークシャーテリアなど長毛の愛玩犬の人気が高く、チワワは一定数が飼育されているのみでした。バブル景気の後コンパクトになった住宅事情にマッチし、消費者の好みの多様化により、チワワは改めて注目されるようになりました。近年はペット可マンションなどが増加し、小型犬や超小型犬に人気が集まり、チワワはダックスフンドプードルと並んでジャパンケネルクラブ(JKC)の登録頭数でも毎年上位にランクインしています。

ロングコートチワワの飼い方

チワワは南米メキシコが原産の犬ですので、ロングコートであっても寒さは苦手です。
室内は一年を通して、温度管理を十分におこない、寒い時期の外出には衣類を着せてあげるのが無難です。
温暖地域が原産国とはいえ、体が小さく、高温も苦手ですので、夏は早朝や、夕方の日が落ちてアスファルトが冷えた時間に散歩をすませるようにしましょう。

ロングコートは毛の手入れが大変と思われがちですが、毛の生え代わりのサイクルが長いため、実はスムースコートより抜け毛が少ないとされています。
細くて絡まりやすい毛質のため、なるべく毎日ブラッシングをしてあげるとよいでしょう。

また、子犬のころから積極的に外に連れ出してほかの犬や人に接し、いろいろな経験をさせてあげることを心がけます。
散歩は最低でも毎日15分以上行きましょう。

ロングコートチワワの毛色

ロングコートチワワはピュアレッド、ホワイト、ブラック、レッド&ホワイト、ブラック&ホワイト、ブラウン&ホワイト、ブラウン&イエローなどがあります。
マール及びマール&ホワイトは聴覚障害など遺伝性疾患の確率が高くなるため、公認されません。

ロングコートチワワの気を付けたい病気

ロングコートチワワに起こりやすい病気は、膝蓋骨脱臼や眼病、神経疾患などが知られています。
目が大きいために傷がつく、また遺伝的な素因で眼病が起こりやすいと考えられています。緑内障などは放置すると失明に至りますので、目を開けづらそうにしていたり、涙目であったり、目を擦りつけて気にしているなど、いつもと違う様子があれば、早めに病院へ行きましょう。

ロングコートチワワには、頭部に「ペコ」と呼ばれる陥凹がある個体が多くいることが知られており、全体の7割以上ともいわれています。
頭蓋骨泉門の接合が不完全な状態ですが、成長に従って接合することもあります。
ふさがらない場合は皮下のすぐ下に脳があるため、その部分を強く押したりしてしまうと、脳への障害の原因になることがあります。
ペコのある個体は特に頭に対する刺激や激しい振動は避けるようにしましょう。

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