カニンヘンダックスフンド Kaninchen Dachshund
カニンヘンダックスフンドは、体長が体高より長く、短足胴長で垂れ耳、中くらいの長さのマズルを持つ超小型犬です。
被毛はスムース(短い)、ロングヘアー(柔らかく長い)、ワイアーヘアー(硬毛で長い)の3種類です。
犬種標準のサイズは、オスの胸囲32cm以下、メスの胸囲が30cm以下とされています。
原産国ドイツでは3サイズとしていますが、イギリス、アメリカではカニンヘンダックスフンドはミニチュアと同じ分類とされています。
サイズ | 超小型犬 |
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気質 | 猟犬らしい活発さと勇敢をもつ。頑固な面もあるが、賢く献身的 |
原産国 | ドイツ |
分類 | 獣猟犬 |
抜け毛 | |
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毛質 | シングルコート・ダブルコート混在/カット不要 |
毛色 | スムース・ロング ダップル ブラウン&タン ブラック&タン ブリンドル レッド ワイヤー ダップル ブラウン&タン ブラウンワイルドボア ブラック&タン ブリンドル レッド ワイルドボア |
体高比較 | 胸囲
オス:27cm~32cm以下 メス:25cm~30cm以下 |
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初心者向け度 | |
性格・特性 | |
グループ | 4G:ダックスフンド |
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平均寿命 | 15歳 |
カニンヘンダックスフンドの性格
カニンヘンダックスフンドは陽気で、好奇心が強く、やんちゃな性格です。
やや頑固な面がありますが、飼い主に従順で、子どもとも仲良くできます。
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カニンヘンダックスフンドの歴史
中世の頃に作出されたと言われるダックスフンドは、当初は体重10kg以上あり、15kg程度のものもいたとされ、現在のスタンダードダックスフンドよりさらに大きかったと推測されています。この当時のサイズや体系の類似から、バセットハウンドと共通の祖先ではないかとする説もあるようです。
オーストリアとドイツの国境付近の山岳地帯で固定化が始まったとされるダックスフンドは、嗅覚を使って獲物を追い詰めるハウンドドッグであり、アナグマやキツネ、ウサギなどを狩る猟犬としてその性質を高められてきました。
ダックスフンドには3つのサイズと3パターンの毛質がありますが、これらはルックスの趣味で選抜されてきたのではなく、ワイアーヘアーは水にも強いように、ロングヘアーはアナグマが反撃の際に使う爪によって体を傷つけないように、スムースは狭い巣穴や薮の中でも引っかからずに進めるようにと、地域や目的に応じて変化をつけられてきたものです。
カニンヘンダックスフンドが小さく作られたのは、愛玩用にそうしたのではなく、獲物の中で最も小さいウサギを狩るために作られた犬だからなのです。カニンヘンダックスフンドは原産国ドイツではラピット(ラビット)ダックスフンドとも呼ばれています。
小さいことで愛玩犬向きと思われがちですが、21世紀の現代もダックスフンドを猟犬と考えている原産国ドイツのダックスフンド(テッケル)クラブでは、カニンヘンこそが最も「猟に対して情熱的」としているほどで、小さな体に大きなエネルギーを持ち、活発に動くことこそカニンヘンらしさであるというわけです。
ミニチュアダックスフンドとカニンヘンダックスフンドのサイズ固定が始まったのは、19世紀になってからと言われています。19世紀末から20世紀初頭までの戦時中、戦争国では多くの犬たちが犠牲になり、純血種の作出が止まりました。ダックスフンドもまた人気が下降するとともに、雑な繁殖や極端な近親交配が目立つようになり、犬質が低下していきました。
そこで1910年頃から、ミニチュアとカニンヘンの改良を目的として、犬種クラブの合意により他犬種による交配(アウトクロッシング)が行われることとなりました。一時的とはいえ、犬種固定のためのアウトクロッシングは大変珍しいことで、スタンダードダックスフンドを土台にして、スムースにはミニチュアピンシャーを、ロングヘアーにはパピヨンを、ワイアーヘアーにはミニチュアシュナウザーを交配することになりました。
異なる毛質の基礎となった犬種の影響はダックスフンドにも少しずつ表れており、スムースは気が強く繊細で、ロングヘアーは活発で愛想よく、ワイアーヘアーは賢く服従性が高いという傾向が出ているとされることも多いようです。
カニンヘンダックスフンドの飼い方
カニンヘンダックスフンドは活発で体を動かすのが大好きな犬種ですので、運動不足は不健康であるばかりでなく、ストレスによる問題が起きてしまいます。
1日2回、各30分程度の散歩をしてあげたいものです。
遊びも大好きなので、室内でのボール遊びやゲームなどの時間をたっぷりと取ってあげるのもよいでしょう。
やや保守的な傾向があり、家族に対しては愛情深く、それ以外の人や犬に対しては距離を置くなどの態度を示すことが多いようです。
子犬のころからドッグランや公園などに連れ出し、社会性を育むことで、過度の興奮が抑えられます。
賢いので飲み込みもよく、しつけは難しくありません。
カニンヘンダックスフンドの被毛は3タイプありますが、どのタイプでも抜け毛があります。ワイヤーとロングヘアーは毎日ブラッシングするのがおすすめ。スムースも抜け毛はありますが、ほかの2種類よりは手入れが楽でしょう。
サイズが小さいだけに冬の寒さや夏の暑さの影響を受けやすいため、とくにスムースタイプでは、衣類の着用も検討しましょう。
カニンヘンダックスフンドの毛色
カニンヘンダックスフンドは、単色ではレッドのみが認められています。バイカラー(2色)ではブラック&タン、ブラウン&タンがあります。混色では、ダップル(大理石模様)、ブリンドル(縞目)が存在します。
ワイアーについては、上記の色のほかにワイルドボアも公認されています。
ブルー、パイボールド(白の多い2色以上)などの毛色も存在しますが、犬種スタンダードとしては認められていません。過去にはイエローとクリームは公認色でしたが、現在は除外されています。
カニンヘンダックスフンドの気を付けたい病気
ダックスフンドは胴長短足であるため、椎間板ヘルニアが起こりやすい犬種です。
運動でしっかり筋肉をつけ、太らないように食事管理も気を付けます。歩くのを嫌がって寝てばかりという様子があれば、遊びながら体を動かすことからはじめ、運動を習慣化できるように努めましょう。
カニンヘンダックスフンドは、とくに足が短く地面に近いため、夏季は熱くなったアスファルトの影響を受けて熱中症にかかりやすくなります。朝晩の涼しい時間帯に散歩するようにしましょう。
カニンヘンダックスフンドの里親募集
現在、カニンヘンダックスフンドの里親募集はありません。
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> 犬の里親募集情報を見るカニンヘンダックスフンドに関する記事
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カニンヘンダックスフンドへのおすすめ商品
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