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コモンドール


英語表記 Komondor
原産国 ハンガリー
サイズ 大型犬
グループ 1G
体高 65cm~80cm
体重 40kg~60kg

コモンドールの特徴

体高より体長がやや長く、しっぽは長く、がっちりした長めの首に大きな頭をのせています。短めの鼻、アーモンド型の目、耳は先のとがっていない細長い三角形ですが、多くは毛におおわれて見ることができないでしょう。咬み合わせはレベルバイトまたはシザーズバイトが良いとされています。
体高はオス70cm以上、メス65cm以上、体重はオス50~60kg、メス40~50kgの大型犬です。

コモンドールの最も特徴的なのはモップのような毛で、羊毛のように緻密なアンダーコートに、ウエーブのかかったオーバーコートが巻きつくことで「コード」と呼ばれるひも状になります。
子犬の頃はまだひも状になっていないため、ウエーブのかかった毛が目立ちますが、おおむね2~5歳のあいだに完成します。

コモンドールの性格

番犬や護衛犬として働いてきたコモンドールは、自立心が強く、頑固で支配的な傾向がありますので、飼い主にはリーダーシップが求められます。
警戒心が強く、勇敢で、家族やほかのペットを守ろうとしますが、見知らぬ人に対して懐くことはありません。

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コモンドールの歴史

歴史的にロシアとのかかわりが深いウクライナに隣接する東欧の国ハンガリー、その代表的な犬種であるコモンドールは、中央アジアに存在したロシアン・オッタルカという犬がルーツといわれています。コモンドールの名の語源は、当時中央アジアに存在したクモン(Cumon)という土地と、そこに暮らしていた遊牧民の名に由来するという説や、牧羊犬のリーダーとして働く命令者の意味をもつ「コマンダー」のハンガリー語読みという説もあり、はっきりしません。ただ一つ確実にいえるのは、コモンドールは古代に連なる発祥をもち、ハンガリーの山間で500年以上にわたって牧羊犬として働きながら、その特徴的な容姿と性質を形作ってきたということです。

10世紀頃の中央アジアのこと、コモンドールの祖先を飼育していたクモン人たちは、勢力を拡大するモンゴル人に追われて西へ西へと移動することになりました。コモンドールの祖先たちは移動とともにその土地その土地の犬たちと交雑を重ね、少しずつ姿を変えながら11世紀頃にはハンガリー国境にたどり着き、13世紀にはカルパチア山脈地域に定住するようになりました。そして、その地で飼われていた羊の群れの警護を仕事とするようになり、土地や仕事にふさわしい性質となるよう選択繁殖を繰り返しながら固定化されました。モップのようなコモンドール独特の被毛も15世紀頃から、羊や犬を襲う害獣の歯が深く入らないように厚く固くなるよう工夫されたこと、また、羊の群れに紛れ込ませることを目的として体格も羊の形状に似せるなど、選択繁殖を繰り返して固定されたと考えられています。

ハンガリー国内の牧畜地帯という限られた地域ではありましたが、コモンドールは牧畜民の暮らしとともに長年、安定した数で推移してきました。しかし、他の多くの犬種と同じように、第一次・第二次世界大戦を経験する中で、コモンドールたちも減少していきました。
激減したコモンドールを復活させたのは、地元ハンガリーを中心としたヨーロッパの愛好家たちや牧畜民たちで、戦後、少しずつその数を増やしていきました。
牧畜犬の中でも羊を追うのではなく警護を担う役割から、近年コモンドールは番犬としても都市や郊外で飼育されるようになり、2004年にはハンガリーの国犬のみならず国宝として指定されるまでになりました。

コモンドールの飼い方

コモンドールは大型犬であり、活発な牧羊犬ですので、十分に歩き回れる飼育スペースが必要です。また、散歩や運動は少なくとも朝晩1時間ずつ行ってあげましょう。運動不足ではストレスがたまり、反抗的になったり、飼い主に挑んだりすることがあります。

賢くしつけのしやすいコモンドールですが、プライドも高く、自分で考えて判断する面があるため、リーダーシップの不足した飼い主には従わない場合があります。子犬の頃から甘やかすばかりでなく、けじめのあるコミュニケーションを心がけてください。訓練やドッグスポーツに挑戦するのは良い解決策といえるでしょう。
また、家族であってもしつこく構う子どもには厳しい態度を示すことがありますので、注意が必要です。

独特の毛の手入れは大変な手間がかかります。コードの毛をすべてほどいて洗うことはほぼ不可能に近いため、そのまま洗ってできる限り乾かすことになります。しかし絡まったまま洗って乾かすことを繰り返すと、次第にフェルト化して、ますますほどけなくなります。
コモンドールは成犬をシャンプーすると乾燥するまで2日かかるともいわれていますので、シャンプー後も衛生を保ち、体を冷やしたり皮膚が蒸れたりしないよう気を配ってあげましょう。
また、コームやブラシは通りませんので、日頃から丁寧に手指で毛のあいだをすいて、抜けた無駄毛を取り除いてあげましょう。

コモンドールの毛色

アイボリー(黄みがかった白、ごく淡いクリーム色)です。

コモンドールの気を付けたい病気

コモンドールは頑健な犬種ですが、長毛で独特の毛質をしていますので、お手入れ不足では皮膚疾患にかかりやすくなります。場合によっては治療のために刈り取る必要があるため、日頃からの通気を良くするなどのケアが大切です。
顔の毛も伸ばす場合が多く、目に入ることで眼疾患が起こりやすくなります。また、眼瞼内反・外反の個体がときどき見られるようです。

その他、大型犬一般に起こりやすい股関節形成不全や胃捻転にも注意してあげましょう。

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